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One of the most resilient men I’ve ever met.

日付2025/5/1

平良達郎、鶴屋怜、ブランドンモレノやディエゴロペス…等々

UFCファイターを100名以上!?抱えている巨大ファイトマネージメント会社イリディウムのBOSSジェイソンハウス社長に↑こう言わしめたのが冒頭写真のジュリアンエロサ選手(写真はジェイソンのinstagramから拝借)

本日はジュリアンエロサ選手の数奇な格闘技人生を綴ります。

実はこう見えてワタクシ格闘技は観るのもやるのも結構好きでして色んな格闘技選手を知っているつもりなんですが

断言します。

ジュリアンのような選手はいません。

どんな選手なのか?

戦績が綺麗なわけでもないし特別にスピードがあったりパワーのある選手ではありません。勝ったり負けたりのノーランカーだし。今年36歳の高齢ファイターだし(同い歳)

では前回のblogの表題から名前出し続けるほど何がそんなに魅力的で岡田に刺さってるのか?

一言で言うと生き様です。

resilient man と形容したジェイソンの言葉を借りるなら

彼のパンチやキックやサブミッションではなく

僕は彼の『レジリエンス』に惚れています。

(ちなみに実際に練習させてもらったこともある)

ということで

松嶋菜々子全盛期のやまとなでしこの登場人物:東幹久演じる東十条さんを押さえて

私のレジリエンスランキングのP4P 堂々1位!ジュリアンエロサ物語はじまりはじまり…

さっそく彼の1度目のTragedy

日本人の格闘ファンは覚えている人もいるでしょう

2016年vs.石原夜叉坊でUFCデビュー戦の夜叉坊にジュリアンはKO負け

この負けによりジュリアンは念願のUFCと契約を果たしてからわずか3ヶ月で…

なんとUFCからリリースされてしまいました。涙

アンダードックのどこぞの日本人選手に失神KO負けを喫したらすぐさま首を切られる。。さすがは天下のUFC!勝負の世界はシビアです。

しかし、ジュリアンは諦めません。

UFCをクビになって2ヶ月後にはすぐさまフィダーショーで再起試合をしてTKO勝ちして続け様に2連勝!

UFCリリースからいじける間も無く半年で脅威の3試合をこなし、3試合目には今をときめくパディピンブレットと彼のホームタウンイギリスに渡って試合してます。判定負け。

期間は短かったとはいえ一度UFCという聖地マリージョアに上がった人間が、、

解雇直後からなりふり構わずこの短期間で場所や相手問わず試合しまくるそのレジリエンスが尊いのです。きっと俺には同じことはできないから。

人は高いところから転ぶ程、痛みを感じるし立ち上がるのに時間がかかるものです。そのまま起き上がれない人だって沢山いる。。

あなたのファイトレコードからはあなたの人間性が垣間見えるよジュース

で、物語に話を戻すとリリースからすぐに立ち上がり半年で3試合して、翌年2017年にはさらに年間5試合をこなし4勝1敗の好レコード!!

そして…諦めないヤツの頭上にチャンスは降ってきます。

2018年の1月にはフィニッシュで勝つとUFC直結!のダナホワイトコンテンダーズシリーズの出場権をGET!!!

そして、、、見事にKO勝ち!!!!!!!!

が、、

ここで再びジュリアンのTragedy…

ダナホワイトはなんとDWCSでKO勝ちしたジュリアンにUFC再契約の切符を出しませんでした。。

(なんでやねん..)

が!!!!!!!

このレジリエンスマンはへこたれません。

また立ち上がりトレーニングを続けると

その10ヶ月後にまたまたチャンスは舞い降りてきて、、、

欠員が出ての緊急出場というカタチでなんとUFCと再契約を果たします。

しかしその試合はわずか46秒でKO負け

続く再契約後の第二戦も判定で落としてしまい、2019年3月に2度目のUFCリリースを通達されます。。

普通ならこのあたりで『もう俺には無理なのかなぁ。2回契約切られたら3回目は流石にないかぁ…』と半ば諦めベガスのカジノにでも直行するでしょう。

しかーしジュリアン違う。すぐさま練習に戻ります。

いつでもチャンスを掴めるようにラスベガスに住んで、いつでも試合に出れるようなグッドシェイプでいながら…

実際UFCはラスベガスにある会社でラスベガスで大会が開催されることがほとんどなので

昨今の体重オーバー問題、ドーピング問題、怪我で欠場だったり、体調不良だったり,,,etc

格闘技は水もの

毎週のように開催されるUFCはその分毎週のように何かしらのトラブルも出てきます。

急遽カードの穴を埋める代役の選手を探し、そして求められることも少なくありません。

ジュリアンはその機を逃しません。

やっぱりどうやらチャンスというものは

先は見えなくとも希望を捨てず自分を諦めず粛々と準備をしているヤツの上に降ってくるようです

2度目のリリースから2ヶ月後、、案の定大会に欠員が出てAlways readyのジュリアンはショートノーティスで再再々のUFC緊急出場!!!

しかし世界最高峰のUFC現実はそう甘くありません。

結果は KO負け。。

そしてTragedy…ジュリアンはまたもこの一戦でUFCに3度目のリリースを通告されます。

もうここら辺で泣いても良いですか?憧れ続けた会社に3度クビにされたらあなたならどうですか?俺ならもう耐えられないよジュリアン。。涙

でも彼はここでまた立ち上がるんです。もう映画化しようよ

転がる石に苔はなし。団体の格?なんのその!またフィダーショーに出て一本勝ち!

すると2020年6月27日ビザ問題で入国できずに試合が出れなくなった選手の代わりに…

ジュリアンエロサ再再再再契約!!!!!!!

もはや近くに住んでてUFCが困った時はいつでも都合良く身体を貸してくれるポジション!!

そしてぇ!!緊急出場で勝ったことなかったジュリアンの4度目の正直…

急遽代役出場にも関わらずこの試合で彼はショーンウッドソン相手にダースチョークで1本勝ち!!!!

そして初めてのUFCからパフォーマンスボーナスを獲得!!!泣ける!

この4度目の契約から今に至るまでUFCで8勝3敗と好成績を挙げており

なんと2025の5月いま現在あの魔境UFCで彼は3連勝中!!!

4連勝をかけて5/17に試合も決まっております!まじで頑張れジュリアンエロサ!!!

契約3ヶ月後に1試合でリリースされ、DWCSでKO勝ちも契約貰えず、2度目のリリース、そして3度目のリリース…緊急出場のオファーを受けてはKO負け…

それでも降ってきたチャンスには必ず手を伸ばし続けて4回目の挑戦で8勝を挙げて大活躍!!

タイトルコンテンダーでもないし、ましてやランカーでもない、一発で相手を失神させるパンチがあるわけでもない、正直、今後UFCのタイトルマッチで彼の試合を観れるか?というと可能性は低いと思う。

でも、彼の試合はいつも俺のpassionとdeterminationをpromoteしてくれます。

格闘技の楽しみ方はチャンピオンの強さを見るだけでは勿体ない。

そして格闘家は金網の中で格闘技を見せるだけじゃない。

カッコ良いところもカッコ悪いところも全部を晒して

困難に直面した時や挫折した時にどう振る舞いどう生きるか?

俺は格闘家は生き様で人を勇気付けられる職業だと信じてる。

格闘家はそいつの持つ小手先の技術だけで人を勇気付けるのではありません。その選手の持つレジリエンスでこそ人を勇気づける。先日の『Adversity is a privilege』とマイクで言ったヴォルカノ然り…

大晦日だけ試合出てきて、負けて1からフィダーショーに出るわけでもなく、また大晦日出てきて試合してる選手のどこに人は心打たれるのでしょう?(棘ある?笑)

転ばないヤツも素敵だけど、転んでも立ち上がってまた挑戦し続けるヤツの方がもっと素敵でその点ウチののっくん、涼馬はピカイチです。

今は日の当たらない場所にいる若手選手たち

夜明け前が一番暗いぞ

『逆境は、特権だ』

転ばない集団ではなく

ウチのTEAMは転んでも大きな山に登り続ける後ろ姿を見せる集団でいたい。

それでは総員、今日もHard workだ!!!

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パーソナルトレーナー/オーナー

岡田 遼

錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!

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