エースと4番

僕が大学に合格してまだ間もなくの頃、入学するスポーツ科学課程のオリエンテーションがありました。

スポ科の教授や先生達が全員一同に介してこれから入学してくる我々新一年生に各々お言葉を掛けてくださるVery有難い時間だったのですが、大学時代の我が師匠:藤田教授のお言葉はじめあの時に先生達が何を喋っていたのかなんてさっぱり覚えていないわけであります。

ただ1人バイオメカニクスの吉岡先生のお言葉を除いて。

全日本フィギュアの強化部長だったので浅田真央ちゃんの事を「マオ」、安藤ミキティのことを「ミキ」呼びしていつもクールで頭の回転キレキレでカッコ良かった吉岡先生が言っていたのは

『トレーナーになりたいという生徒が毎年多いから予め言っておくが、サッカーチームや野球チームを見て分かる通りトレーナーの数は選手の数に比べて圧倒的に少ない。プロのトレーナーになるのはある意味プレーヤーになるより狭き門だ。そして君たちが思っているよりもずっと酷な仕事だよ。それでもなりたいと言うのならそれ相応の努力と覚悟を。』

吉岡先生のあの時の挨拶は15年経った今も鮮明に覚えています。

ということで７月に突入しました。

私は５月の最終週からアメリカに飛んで、途中1週間だけ日本に帰国しましたが6月の大半の時間をアメリカで過ごしました。

世界最高峰舞台のUFCで勝ってくれた2名

平良達郎

そして鶴屋怜。

でもって

華やかすぎるラスベガスの舞台のその裏で試合をしたのが

ウチの石井涼馬です。

涼馬は僕の今回のアメリカ長期出張の間に試合をしました。

結果は敗北。通算戦績2-4敗

岡田遼が涼馬の人柄に惚れて、相棒のぶたかに相談して涼馬を口説いてTEAMに引き入れてから、、

涼馬はやっぱりジムでもお客さん達みんなに可愛がられています。

先輩のぶたかを差し置いて涼馬ご指名のお客様もがっちり掴んで担当のお客様にはしっかり結果も出してもらっています。（成長したなぁ涙）

が、格闘家石井涼馬としてのプロ戦績だけは振るわずの現状です。

そこで僕がしょっちゅう言われるのが… （INSTITUTEのお客様はみんな優しいので）

『岡田さん、もっと涼馬くんをみてあげてよ（のぶたんも..)。』という趣旨のお言葉です。

これに関しては本当に心が痛くてもちろん涼馬に付いてあげたいし、生意気なこと書くとこないだの試合なんか俺が付いてたら勝たせてあげられたなと本気で思っていますが

今の新生THE BLACK BELT JAPANの2枚看板

平良達郎＆鶴屋怜と試合が被ってしまうと

チームとしては当然エースで4番を勝たせる布陣を組まざるを得ません。

現在TBJは沖縄も合わせると選手を70人近く抱えているそうです。

では、そのプレーヤーの数に対して指導者の数は？

鶴屋本部代表と松根沖縄代表の2名のみ。

上記2人のサポートとしてよく岡田が代理コーチ役をやってるのを含めても

70人の選手に対してトレーナーは3人

とてもとても全員を平等になんか見てあげれる訳がありません。

そしてもっと言うとTBJのエースは平良鶴屋ですが

INSTITUTEのエースで4番は？？

きっと今この文を読んでくださっているであろうINSTITUTEのお客様の皆さんです！

明日も朝9時〜夜21時までご予約沢山！本当に感謝です！

さて、では僕が涼馬に使ってあげられる時間は…？

UFCで2勝して今日も岡田はノリノリだな思われていることと思いますが意外と帰りの飛行機では涼馬が可愛いからこそ

「彼らばっかりにべったりじゃなくてもっと近くの涼馬をみてあげてよ」の言葉が胸に刺さっておりました。

あの時『酷な仕事だぞ』と言った吉岡先生もきっと全日本フィギュアで人を選んだり、かわいい生徒を切ったりしたんだろうな。

当時はなんのこっちゃ分からなかったけど。

勝負の世界に生きるプロのトレーナーだって『戦力の逐次投入は愚策』

全員を平等に見る!?なんて義務教育のガッコの先生にでも言ってくれ

〜以下はNotトレーナーの岡田個人として筆を取ります〜

さぁ涼馬這いあがろうぜ！

涼馬がTBJのエースになってベガスでUFCに出場するのであればDefenelly!自然と僕はキミに付きっきりになるはずです。

キミの「目的地」と、今の「現在地」を常にみんなにOPENにしてHard workしてくれ！

俺がいなくても光祐、のっくん、TBJ,FI,TIジムの皆さんが助けてくれる。

所属フリーでUFC王者になった選手は未だかつて1人もいない。

大きく成功するならチームで！だ！

※パーソナルトレーニングジムのBlogです。SEO対策の集客用のBlogが書けないよぉ涙