ただそこにいる。も誰かにとっては大きな仕事
2024/9/5
子供の頃、実は病弱だった私はしょっちゅう学校を休んでました。
この頃から上裸スタイルは変わらず
あの頃学校を休むと体調は悪いし、お外で遊べないし、友達に会えないし、母子家庭だったので母親は女手ひとつで私を育てる為に仕事へ行き、基本は家で1日中ひとりでネガな気持ちになっていたのですが
唯一安心した時間がありました。
平日毎日12:00より始まるフジテレビ笑っていいともの放送が始まればそこにはいつも変わらないタモリさんがいてくれました。
ガキんちょながら常に飄々として安定感のあるサングラスのおじさんに何だかとっても安心感を感じていたのを覚えています。(みんなもそうですか?)
数いたTVスターの中でもタモリさんに安心感を覚えタモリさんが好きだった小学生って我ながら渋いなと。
タモさんのいいともって基本曜日替わりで変わるタレントさん達に自由にやらせて喋らせて、テレホンショッキングは流石に喋るけどそれでも自分が喋り過ぎることはなく、ゲストをたてて盛り上げていました。
自身の冠番組なのに、自らが率先してボケをうったり一発ギャグをかましたりはせずに
点を取るフォワード的なポジションでなくボランチ的なポジションを取って常に周りをみつついつも変わらずそこにいました。
大人になってもその印象が強かった私は数年前に一度だけINSTITUTE会議で「俺たちは、このジムはクライアントさん達のタモリさんでいようぜ。」なんていった記憶があります。覚えてるかな?今なれているかは分かりません。
話は飛んで格闘技の試合する時…
試合前はいわば極限の緊張状態です。
そんな時に『こうなったらこうしよう』「もしピンチの状態になったら..この動きだ!」とかあーだこーだ言われても耳にも体にもほとんど入りません。
練習で作りきっていれば試合前は運動生理的なアップで身体さえreadyして、あとは静かに自分と向き合いできる限りの心の平穏を作ってFocusした方が良いと思っているので
(もしも実際にそのピンチな局面になったら僕は口頭でその局面を打破する為の明確で具体的なセコンド指示ができる自信もあるので試合前に不安にさせて余計なプレッシャーかけなくて良いかなとも思ってる。)
僕は試合前の控室ではほとんど選手に話しかけません。
求められた時だけもちろん応じます。身体も貸します。
師匠の鶴屋さんがまさにそうでした。
デビューしたてのまだ自分の実力に自信がない時は不安になって何か言葉が欲しいと思った時もあるくらい、あんまり口を開きません。
でも、ただそこにどっしりといてくれるだけで良かった。
めちゃくちゃ心強かった。いてくれるだけで安心する試合する時の俺のタモリさんでした。
ちなみに試合が始まるとイーブンの時はリング内に流れる雰囲気をジリジリとこちらの流れに引き寄せる言葉を戦場に発し、攻勢の時は試合の終わらせ方を、劣勢の時はその脱出法と出口の方角を事細かく指示を出してくれます。
ワタクシ10代の頃から選手としてはもちろん、今はセコンドコーチとしても師匠の教えと影響を多大に受けています。
さて、TEAM INSTITUTEは9月試合が続きます。
まずはウチの頌貴!!
そしてキッズを担当してくれている浅倉カンナ!
そして現在僕がデンバーでサポートに入っているONEでタイトルマッチ目前の手塚裕之!
ヒロ手塚はそんな事ぁ必要ねぇよってくらいの男なんですが、ひとまず今は手塚くんのタモリさんになれるように彼から請け負った俺の仕事を全力で全うします。
達郎や怜の時もそうですが、環境も言語も文化も違う海外で戦う彼らの『絶対安心安全スポット』になるつもりでサポートしています。
INSTITUTEに通ってくださる皆さんにとっても
人間だもの皆さんが不安な時、心許ない時、悲しいことがあった時
いつも変わらずそこにいるタモリさんのような場所になれるようになりたいものです。
『お前は(岡田)はいつもそこにいないだろ』とツッコミが聞こえて来そうですが…笑
光祐、のっくん、なんかはまさにタモリさんタイプだよね。
タモリさんになりたいとか書いておきながら俺と涼馬はちょっと違う気がするけど…笑
それぞれにタイプはあれどTEAM全員が誰かのこうであれると俺は信じてます。
では、TEAM 今日もhard Workだ!!
パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!