チャンピオンとは、そいつが乗り越えた逆境によって定義される。
2024/10/15
パーソナルトレーニングジム
TOKYO INSTITUTE代表の岡田遼です。現在、絶賛体内時計が非常に狂っております。優しくしてください笑
~1ヶ月にわたる平良達郎試合に向けてのファイトキャンプ〜
トレーニングパートナーとして
コーチとして
トレーナーとして
コックとして
そして兄貴として
帯同する大きなミッションが終わろうとしています。
現在私はラスベガスからシアトルへ向かう飛行機の中で執筆しています。
試合結果は恐らくこのBlogを読んでいる方は全員ご存知だと思いますが
無敗のundefeated.16-0のパーフェクトレコードに遂に黒をつけてしまいました。
これまでの彼は軽やかにステップを踏み、抜群の距離感で被弾はせず
スマートに試合を進めながら、一手一手詰めていき、最後は華麗にサブミッションを極める。
戦いを見ている人にどこか美しさを感じさせる平良達郎が…
俺はもちろん松根さんもビックリの
泥臭い超〜ど根性ファイトを見せました。それも5Rに渡り。
何度も火が消えかけてラウンド終えて戻って来ては
松根さんの言葉で息を吹き返し
追い込まれては押し返す大熱戦。
試合後アメリカでの達郎のエージェントIridium社長ジェイソンが
『UFCの中でもファイトオブジイヤーになる』
と言ってくれました。
が、
正直彼のやりたかった事とはかけ離れた試合でした。
1枚目のカード not working
2枚目のカード not working
そして生命線の積んでいたガスも切れてしまう。
人生で初めて
いわば最終防衛区域までも突破されてしまい
追い込まれた彼は17戦のキャリアでとうとう初めて
『それでも全身全霊で闘い決して諦めない』
という経験をしました。
ファイトにはその人間が出ます。
優勢の時はめっぽう強いけど、劣勢になると途端に勝負を投げてしまう選手は実は結構多いです。
あの選手とかあの選手とかあの選手とかね。笑
疲弊疲労痛み不安恐怖…プロと言えどもいまわの際の極限で心が折れる選手は多いけれど
達郎は違った。
あいつは「優勢の時にめっぽう強い選手」では無かった。
やっぱり平良達郎は凄いヤツだと改めて世界が認めてくれたからこそ
勝者にのみ送られるパフォーマンスオブザナイトではなく
最近珍しい
敗者にも送られるファイトオブザナイトボーナス受賞
まぁ彼にとってはそんなことはどうでもよく
ただただ試合の反省と人生初の1敗の重みに悶えています。
おまけに試合当日に未だUFCで一勝もしていない朝倉選手のパントージャ挑戦の発表。
朝倉選手は強いし、ここに選ばれるのはそれはそれで本当に凄いことだと思う。
でも達郎と松根さんの気持ちを考えるとやり切れないなぁ。
このBlogの題名は今回ロイバル戦の達郎の控え室の壁に描かれていた言葉です。
なんとなく写真に撮りました。
『逆境』越えていこうぜ。
人間万事塞翁が馬!Always We are with youだ!
INSTITUTEの皆様へ、1ヶ月もの間ジムを不在にして申し訳ございませんでした。
光祐、のっくん、涼馬、TEAMのみんなありがとう!
今日からまたHard workします。
パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!