内藤頌貴の変化
2025/1/22
大学時代のある時、、どの先生の何研究室に所属するか?
で、我々生徒がそれぞれの研究室に振り分けられる時期が来ました。
当時の僕はどの研究室に入ってどの専門分野にどっぷり漬かるのか?
より旧パラエストラ千葉で鶴屋師匠や松根先生のもと行うMMAの練習に夢中だったので正直No big dealだった…すいません。
ただそんな時、先輩から
「迷ったら研究室は人で決めろ。」
と言われたからそのまま鵜呑みに
大好きだった熊ちゃんと星くんと純さんもいた藤田研究室に入りました。
結果大正解だった。
さて、3日前の日曜日はプロ修斗後楽園ホール大会
当ジムトレーナー/コーチである内藤頌貴が出場し3R判定で見事勝利!
フルラウンド通して顔への被弾は1回のみ
ジャッジ全員が30-27をつける完勝と言っていい内容でした。素晴らしい!
以前の頌貴は激闘型で、勝っても負けても身体が心配になる闘い方をしていました。
パンチの当て感&倒せるパンチがあって気持ちが強いが故に
被弾上等!足を止め、肉を斬らせて(たまに骨まで斬らせちゃうけど)なんとか骨を断つ!スタイルでした
バックスピンエルボー貰っちゃって…○んだか?と思うようなダウンして….
生還した!かと思ったら…
まーたド派手なバックスピンエルボー喰らって今度こそ○んだか!?と思うようなダウンして(どやったらあの技2回連続被弾できるん?w)
でもそこから生還して逆転KOで勝つ!!とか…もう字面でこの試合面白いもん※本当にあった試合です
勝つ時は派手に勝つし、負ける時も派手に散っていたように思う。
身体のダメージも酷く
試合後に手術や怪我でこれまで戦線離脱も幾度か経験してきました。
そんな頌さんがスタイルチェンジを図り始めたのが3〜4年前。
取り組んだのは『流れに任せて自由に駒を指さない』こと
以前の頌貴は当たれば倒せるパンチを引っ提げ、
ひとまず闇雲に歩を進め、飛車を飛ばし、角も行けそうなら飛ばしちゃう。
相手陣地で飛車角取られたら仕方ない。行けると感じた時に攻め込む!
という俺みたいなとりあえず駒の動かし方だけは覚えた初心者が打つフリー将棋でした。
格闘技でもパンチの打ち方を覚えてフォームを覚えたら
スパーは自由にどうぞ。
みたいな人いませんか?
打撃の天才ならまだしも僕のような凡人にとっては『はい、自由にスパーして!』と言われても
何をどうしたら良いかわからない。当たったらラッキーだし、ディフェンスは自らの反射神経に頼るしかないからビクビク怖い。
そんな中、頌貴が取り入れたのがプレーモデルいわば型です。
将棋で言うと棒銀、穴熊、矢倉、振り飛車を覚えました。
よくわかんないけど当たったらラッキー、当てられたらアンラッキーをできる限り卒業して
それが頻繁に起こり得るシチュエーションを切り取って
再現性の高い型をいくつか確固たるものとして持っておく
その都度都度でその型を自信を持って出していく!
頌貴が一昨日の試合でやっていたのはこれです。
あの試合頌さんはひたすらに色んな型をその角度、距離、相手の差し手によって出していました。上手いねぇ〜!
パンチやキックのフォームの習得→スパー
だと自由すぎて逆に何をやっていいかわからない。
パンチやキックのフォームの習得→ある程度のプレーモデル(型)まで覚えて
そのあと初めて自由にやらせる!スパーでどうぞ!やってみておもろいから。
みたいな指導をパーソナルジムで内藤と共に行っております。
あの日、内藤が何をやっていたのか?
先日TIの instagramでスロー解析で少し解説しましたが、、もっと知りたい方は是非ぜひ内藤コーチがジムにてお待ちしております。
最後に…
内藤コーチは
技術やテクニックもプロ第一線で実践しているものを提供しますが
何より性格が良いので
彼のトレーニング時にそれとなく提供する優しさこそが三ツ星です。
彼の人柄をどうぞたっぷりと味わってください。
because
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研究室(INSTITUTE)は人で決めろ
とあの時先輩に言われたから。
ウチの研究室も人が自慢です。
パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!