俺もお前を信じてる。
2025/3/11

毎日何かしらせわしく予定が詰まってるこの日々もアメリカに行けばきっと落ち着くから
ゆっくり執筆が捗るだろうなと思ってたら….
全くそんなことありませんでした。
どうも錦糸町パーソナルトレーニングジムTOKYO INSTITUTE岡田遼です。
ほっとくと
1日3回でも4回でも目をキラキラさせながら練習する(できる身体と心を持つ)
世界のトップ5の若者のトレーニングパートナー兼コーチとして帯同させていただくとなると…
おじさん(私)は彼に迷惑かけないために
コロラドの標高×トレーニングプログラム×強者達
によって日々ダメージを受ける自分の身体のコンディショニングにも時間を取らざるをえません。。
合間にはシェフ業もドライバー業もハウスキーパー業もあったりして嘘でしょ?と言うくらいにあっという間に1日が終わります。あれ、おれって何屋だっけ?執筆…ってなんだっけ?INSTITUTEのみんな大丈かな…バタンQ…
そうこうしているうちに
UFC313で2戦目を迎える鶴屋怜のセコンド&サポートにて
コロラド業務を数日お暇いただきDenverからLas vegasへ飛び
Fightweek生活に入りました。

結果は皆さまご周知の通りです。

10-0 だった
無敗のUndefetedに
またしても土がついてしまいました。
「俺の責任です」
とか言ってこのBlogでカッコつけたいところですが
残念ながらこの試合このレベルで
「俺の力で選手を勝たせられる」と思えるほどに自分のコーチ能力に驕ってもいないし
詰まるところは戦って勝つのは選手本人
ってことも選手をどっぷりやったからこそわかっているつもりです。
とは言え、選手本人の問題ですハイどうもお疲れ様でした。
で、終わるつもりもなく
怜のMMAファイターとしての人生初敗北に際して僕の考えや気持ちを偉そうに綴るのがこの噺の本題なんですが、読者の皆さまこのBlogにあともう少しだけお付き合いいただけますでしょうか?
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プロ格闘技って
『この2人どっちが強いの?』を売るビジネスですが
実際に金網の中で主にぶつけ合って競い合っているのは
どちらの方が良質に醸造された日々を積み重ねてきたか?だよね!
というのが今の僕の考えです。
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なので僕は現時点ではヴァンの方がUFCファイターとして良質に醸造された日々を積み重ねていた
から敗けたと思っています(言い訳は探せばあと100個くらい見つかる)。
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HAMAのヘッドコーチのベンクスが
『Many people won’t enjoy discipline,but they love the result.』
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大体のヤツらは毎日の『Discipline』は楽しもうとしないくせに『結果』のことはとても愛している。
と言ってました。
そんなに結果を愛してやまないのならば
まずはお前の普段のDisciplineを見直せよ、と。
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怜は鶴屋家に生まれ落ちた瞬間から
その宿命を背負い、親父の期待に応え、当たり前に格闘技をやり
日本一厳しいで有名な故 大澤先生のもとでレスリングのインターハイも優勝しました。
おそらく諸々を抑圧された10代を過ごして
それでも周りのみんなの期待に応えて結果を出し続けてきました。
高校卒業して、プロになり、成人し、チャンピオンになり、UFCとも契約して
人生で初めて
自分のお金も入って、自由な時間もある。友達とも遊べる。彼女とも遊べる。車も買った。
、、、今はやろうと思えばなんでも手に入れられる。
でも、、
恐らくここからはそれを逆に一個一個捨てて削っていくフェーズだと俺は彼をみてて感じます。
UFCで生き残っていくために、
生き残るだけじゃなく悲願の頂点に立つためには…
22歳、、
普通の20代の若い男の子が経験するようなことも当たり前に享受しながらチャンピオンにもなれる。ほどUFCは甘くない。
世界一の選手になるには、世界一の練習&トレーニングプロトコルで研鑽を積まないといけない。
自分に本当に必要なのものは何か?
イマココで自分と深く向き合って欲しい。
その作業を手伝えることがあるならもちろん俺も力になってあげたい。
ここまで一点突破でぶち破ってきた圧倒的レスリング力と同等以上に
その他MMA(UFC)で必要なの能力の全てを習得し充分な経験値を積むには
もう一度、幼少期から高校生までの間にオヤジと大澤先生の下で過酷な修行をしてきたのと同じような辛くてキツいことをする覚悟、時間、Disciplineが必要なんじゃないかなとも思う。

本当なら新卒だったりの同年代の周りのみんながいろんな世界の扉を開き始めて楽しい誘惑も多いお年頃です。
でも怜は違う。
可哀想だなとも、つくづく辛い道のりだな、、とも思うけど
残念ながらキミはもう普通の20代前半の男の子じゃない。
本当に欲しいものを手に入れる為に、
もっと選べ怜。
厳しいことを書いたし
何を偉そうに言ってんだてめぇの分際でこの野郎…と自分でも思いますが
彼に対して抱いている思いの根幹はあの時オヤジがかけてくれた言葉と全く同じです。
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冒頭写真のメール
今から12年前
プロデビューしてから初敗北を味わった僕に
僕の師匠であり怜のお父さん
がかけてくれた言葉です。
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「ウチの息子達に復活劇見せろや!
どん底から這い上がれ!
俺はお前を信じてる。」
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まけるな、怜
俺もお前を信じてる。


パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!