指導者(coach)の下で運動しましょう!
2023/2/26
前回のブログでも書きましたがUFCチャンピオンのシェフチェンコが来日して一緒に練習する機会がありました。本人については前回のブログ参照なのですが、僕は近年職業柄なのか練習中にどうしてもコーチのPavelに目がいってしまいます。
このコーチはどんな練習プログラム立てるのかな、練習中にどんな雰囲気を醸し出すのか、どんなキューを出すのか?どんな技術を指導するのか…etc そんなところに自分はとっても興味があるのでコーチにも目がいきます(自分の練習に集中しろ)。
シェフチェンコがわざわざ日本までコーチも帯同させて来日しているように、選手にとって指導者(コーチ)の存在は非常に大きいものです。
“コーチがいる”状況で行ったメニューと、全く同じメニューを“コーチ抜き”で行った場合
その練習の質は同じになるでしょうか?
僕はそうは思いません。
その道に精通した第三者の目がある下でトレーニングするのと、しないのではその時間の密度は大きく変わります。
W杯サッカー日本代表が監督やコーチ無しで、選手だけでカタールへ行ってW杯へ出場したとしたら果たしてBEST16というような結果が出たでしょうか?
野球日本代表が監督やコーチ無しでWBCに挑んだら…
マイクタイソンがカスダマトと出会っていなかったら…
平良達郎が松根良太という指導者と出会っていなかったら…
かくいう僕も18歳の全くの格闘技素人から鶴屋浩という指導者の下でプロ格闘技の老舗修斗という団体でチャンピオンにしてもらいました。
まず間違いなく僕は鶴屋さんと出会ってなかったらチャンピオンどころかプロにもなっていなかったと思います。
僕は割と沢山のコーチの下で練習してきた選手だと思いますが、我が師鶴屋さんが仕切る練習は覇王色の覇気のもと練習することになるので空気感が違います。半端な覚悟じゃ意識を保つことすら難し..(ワンピース)
ピシッと張り詰めた鶴屋さん仕切りのあの空間で練習するからウチの道場は沢山のチャンピオンを輩出してきたのだと思います。
先日もシェフチェンコ練習で〆のシャドーやっているとき…
『岡田、ハイキックの時脚上がってない。もっと上げて蹴れ。』
とキュー貰いハッとしました。
なぜなら自分では自分のハイキックの脚は上がっているつもりでした。
しかし鶴屋師匠のキューをもらい意識して蹴ってみると確かにもっと高く上がるのです。
知らず知らずのうちに「自分ではできてるつもり」が起きるのがスポーツです。
スポーツ歴30年の僕でも未だにそうなのだからきっとほとんどの人がそうだと思います。
『自分でやっているつもりの練習』だとしてもそこには実は強度が足りてなかったり、質が足りてなかったり、頻度が足りてなかったり、技術が足りてなかったり、多角的な分析が足りてなかったり、モチベーションが足りてなかったり…
自分だけの視点や思考では気づかない事は多くあるから自分のやっている練習を誰かに評価してもらい客観的な意見も得ながら自分のリソースと照らし合わせて建設的により良い時間にしていく。
人生と同じく晴れの日も雨の日も雪の日もあるのが競技人生です。
そんな時、一緒に歩んでくれるコーチの存在は実は競技者にとってどれだけ尊いか。
ときに選手にとって耳の痛いことを指摘したり、やりたくない事メニューを課したりするのもコーチの仕事です。受け入れ自分の選んだコーチを信じてHard workするのが選手です。
それが嫌だからフリーで指導者のいない空間で自分のやりたい練習だけやる選手で大成した話を僕は聞いたことがありませんし、もしそれが嫌だとしたらその心の弱さは競技を続けていく上で必ず障害になっていくでしょう。事実、所属フリーでコーチをつけずにUFCチャンピオンになった選手は未だかつて1人もいません。
今から当たり前の事を偉そうに言います。
「スポーツ上達のコツはプロの指導者(コーチ)の下で修練を積むことです。」
自己流と我流が効率の良い上達法とはどう考えても思えません。and you?how do u think?
全くの野球素人が誰にも何も教えてもらわず自己流のみで大谷翔平になれるでしょうか?
自分よりもその道の長いプロのコーチの経験と知見をお借りして、ときに盗んで、効率よく自分の競技力に活かしましょう!コーチが自分に今言っていることが仮に耳の痛い事だとしても長い目で見ればきっといつか自分の競技人生でプラスになるものです。
松根コーチと達郎
ということで、選手の方も、選手ではない一般の方も
身近にコーチがいるのならちゃんとみてもらいましょう。言い方悪いけど利用しましょう。
運動、スポーツ、トレーニングをするのにコーチを使わないなんて勿体無いかと。
逆にあまり自分とはそりが合わないコーチだったり、明らかに支離滅裂な指導をしてたり、優秀ではないコーチだなと思うのならば勇気を持ってさっさと変えましょう。「そうは言っても今までお世話になったしなかなか変えられないよ〜」というお便りがラジオネーム恋するウサギちゃんから届いたのでお答えすると、
人間関係を選ぶか、自分の競技力を選ぶかはあとはあなたの選択の問題ですね。
僕が超絶幸せだったのは鶴屋さん、松根さん、射場さん、加賀さん、長年出稽古に習いに行ってた長南さんもそう…皆さん実績も実力も充分な優秀なコーチばかりと幸運にも出会えたこと。
アメリカでは冒頭写真のATTのマイクブラウンやパルンパ、スティーブマッコ、アンダーソン、
Xtreamのエリックヘッドコーチ、エディブラッコにレイセフォーにジェイクシールズ..
いろんなタイプの沢山のコーチの下で練習できた事。
皆さん良いコーチのもとでトレーニング積んでますか?
もし出会ってなければ…もしもよろしければ私がコーチになります。いかがでしょうか?
いつでもジムで待ちしております!
パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!