レンガを高く積み上げるには
2023/3/15
サッカーイタリアの名将アリゴ・サッキはこう言いました。
「いいコーチになりたかったら本を読みなさい。音楽を聴きなさい。絵を見なさい。」
霊長類最強の男と言われたレスリング五輪3連覇世界選手権9連覇のアレクサンドル・カレリンは強くなるにはどうしたらいいか?
という質問になんと
『読書が必要だ』と答えました。
「読書をするごとに自分は強くなる。なぜなら語彙が増えれば増えるほど、頭で考えられる範囲が広くなるからだ。読書による語彙力強化が試合でも役に立つ」
と続けたそうです。
一つの分野を極めて行く時、ヒトは同じ気力、同じ情熱、同じ反復練習を途方もなく長いこと続けていかなければいけません。
好きで楽しいからはじめたはずのモノコトも長く続けていけば楽しいだけではない局面とも向き合わなければなりません。
夢中の魔法が解けてしまったその時に、ある程度の人間的成熟が伴っていなければそれでもコツコツと同じことを継続していくことは非常に難しいものです。
となると競技者は競技だけをやっていれば本当に良いのか?
やりたい目標を達成するためにはそのこと以外をやってはいけないのか?
きっとそんな事はなくて、本を読む、勉強する、感受性高まるものに触れる、好きな子に好きって言う、その子にフラれる、旅をする、言語の通じない異国へ赴く…etc
こういった事を通して人間的に成長していくことは巡り巡ってあなたが本当に達成したいことにも役立つとアリゴサッキ監督、カレリンと同じように僕もdefinitely I agreeです。
本当に成し遂げたい事に関する努力は当然ながら量&質共に強烈かつ猛烈であることは絶対条件ですが
人生全て捧げて365日24時間そのことのみだけに没頭しなければならないなんてことは無いはず。
なぜなら僕らはヒューマンビーイングだから。
僕が大学4年の時に母校の高校に教育実習に行った時
1ヶ月の実習最後の挨拶で
「もちろん進路の為に勉強は大事ですが、今やりたいことがあるならやりましょう、部活がやりたかったらやって良いし、友達と遊びたかったら遊んで良いし、好きな人がいるなら告白して良いし、OK貰えたら恋愛して良いです、フラれたら笑い話にしてください、あなた達にとっては当たり前かもしれないけれど今あなた達が過ごしているこの時間は数年後にアノトキは良かったな〜とか思う実は超絶貴重な青春の日々です。楽しい高校生活にしてください。」
っていうような挨拶したんですが、母校は割と頭が良くて。テヘ笑
堅めな進学校だったのでそのクラスの担任かつ俺の担当教員でもあった先生は
「あんな事言って生徒の成績に支障が出たらどうすんだ余計なことを言いやがって…」的なことをその後、愚痴愚痴言われたのを今も鮮明に覚えています。一ヶ月しかいない実習生の癖にごめんなさい。笑
あの先生どうしてるかな?
先生、
レンガを高く積み上げたかったら
一列に高く積み上げるのではなく
横に広げながら積み重ねていった方が
案外、頑丈で安定して高く積み上がるものですよ。
なんつって
(こんなブログで果たしてジムの集客できるのか…)
パーソナルトレーナー/オーナー
岡田 遼
錦糸町駅から徒歩4分のパーソナルトレーニングジム「RYO OKADA TOKYO INSTITUTE」。
オーナーの岡田遼によるトレーニング情報などを更新していきます!