僕がこの格闘技の世界に足を踏み入れてから約20年。
当然ながら例外はあれど、やっぱりどうやらこの仮説は正しいんじゃないかな?と感じていることがあります。
それは強い選手は優しいということです。
「競技力と人間性は深く関係していると思います」とイチローもインタビューで述べたりしてましたが
なぜ、強い人は優しい人が多いのか?
これについての僕なりの解釈を述べますと
「弱さを経てない強さはない」
からだと思っています。
井上雄彦さんの漫画バガボンドの作中に出てくる僕が大好きな言葉です。好きすぎてパーソナルジムINSTITUTE船橋の入り口壁面に刻んであります。英語にして

STREHGTH IS BORN THROUGH THE WEAKNESS
最初から強い人間などいません。どんなに強い選手も初めはみんな素人です。
『弱い』を通ってない強者などいないの。
かく言うワタクシめも鶴屋道場入門当時は超〜〜〜弱かった。笑 毎日ボコられてました
その昔、自分の試合前のインタビューでMMAを大学入試試験に例えて
「MMAは5教科7科目を修めなければならない。」と表現したことがあります。
MMAで強くなっていく過程は途方もない労力と時間がかかります。
多岐に渡る技術の習得の為にキツく厳しい練習をこなすのはもちろんのこと競技特性上、練習で殴られたり、蹴られたり、絞められたり、極められたり、、
1科目(例えば打撃)が得意で特化していても、他の科目(寝技)に弱点があってそこを突かれて負けてしまったり、減量に苦しんだり、自分を信じて応援してくれる人達の期待を裏切ってしまったり、、
つまりこの競技は
①練習も痛い
②減量も痛い
③試合本番も痛い
④試合後も負ければ超痛い
どう考えてもドMしか適正がない競技特性で(笑)まぁとにかく多くの痛みが伴います。
でもって、痛みを知ると人は少し優しくなる。
MMAファイター人生を歩み始めたその日から沢山の痛みの雨をじっと耐え、そこをくぐり抜けて本当に強くなった人たちだからこそ強いファイターには優しい人が多いのかもしれません。
メラブドバリシビリもコーリーサンドハーゲンも扇久保先輩も平良達郎も出稽古に行った際お世話になった堀口恭司選手もトップファイターは本当にみんな優しい人が多いのです。例外なくみんな痛い思いをたくさんしてるから。
さらに、強くなる為には『とにかくドMの如く痛みに耐えまくる』だけでなく『練習を継続する』ことが必須です。
こちらもまたなかなか大変なことでして。。
一流ファイターには『特別な才能があるのだろう』とか『みんなが知らない魔法のような練習やトレーニングをしているのだろう』と思われがちですが、多くの一流ファイター達と身近に練習させてもらってわかったことは
「普通のことをやっている普通の人たち」
が多いということです。
ただし、例外なく彼らは誰にでもできる練習を、誰にもできないくらい「圧倒的」に「やり続けること」のできる人達でした。
長い年月をかけて同じことを継続していくこと 言葉にすれば簡単なようですが非常に難しいことです。
ほとんどの人がここで離脱します。
粛々と継続するこれを成すには人格の要素も入ってくるように思います。
日々の中でどれだけ自分のことをコントロールできるかどうか、生活を練習の為にどれだけ節制できるか、周りの誘惑や弱い自分に惑わされすに自分の信念を貫けるか?
普段の生活の中にそれがないとMMAでトップに立つことはまず難しい。
逆に言うと、そういった日常茶飯の自己規律(DISCIPLINE)を大切に過ごしてきた人達が強くなっていく。
そんな日々の中で醸造された人格を持つファイターの皆さんに出会うたびに、、
彼らの素敵な人間性に僕は心を奪われてしまいます。
強いMMAファイターは優しい人が多く、やっぱり人間性と競技力には相関関係があるような気がしてなりません。
MMAという競技の魅力のひとつは心も身体も強い人達と出会えることです。
そんな選手を見つけて、その選手が試合する時には自分の気持ちや人生も重ねて応援してみてください。
きっとこのMMAというスポーツはあなたの人生も彩ってくれるはずです。

MMAも習えるパーソナルジム錦糸町 TOKYO INSTITUTEより
ではまた
